バンスは風俗業界独特の制度と言っても良いでしょう。
一般的には前借という位置づけで考えられる場合が多いのですが通常の会社などの前借とは大きく違っている部分があります。
その為に風俗の面接にいった際にいきなりバンスの話をし始めるとあまり良い印象は持たれません。
募集にはバンス可能と書いてある場合も多いのでそうして貰えると思っている方も多いのですが先ほども申し上げたように通常の前借とは違った意味を持っている事も理解しておいて頂きたいと思います。
前借とバンス
通常に仕事をしている場合でも急にお金が必要になった場合に前借と言う方法を取る事はあるものです。
しかし、この場合の前借というのはそれまでに仕事をした分でお給料の支払い日を待たないでそれまでの分を先に支払って貰うと言う事になります。
前借というよりも、支払日の前倒しという意味合いが強くなってくるでしょう。
既に仕事をしてお給料として支払ってもうえる金額の範疇で対応する事が原則であると言えます。
しかし、バンスの場合は当然それまでの仕事をした分は含んだ上でこれから先に発生するであろうと予測されるお給料までを先取りしてしまうと言う意味が含まれます。
つまり、前借の場合は正式なお給料日になった時点で前借金は全て相殺されますので最悪の場合でもプラスマイナスゼロになります。
ところがバンスの場合は将来に対しての部分まで前借してしまうのですからお給料日になってもマイナスになり次月へと繰り越す事も十分にあり得るのです。
お店のリスク
このして考えてみると分かるように、バンスの場合はお店もそれなりのリスクを負っているのです。
バンスした後で、急に本人と連絡が取れなくなったという話はアチコチで良く聞きます。
つまりは、貸したお金を返してもらえないという状態になるのです。
本来ならば、お店としてもこんな危ない話には乗りたくの無い筈です。
しかし、風俗という選択をした理由によってはどうしても今すぐにお金が必要な場合もあると好意的に解釈しているのです。
ですから、バンス目的で風俗の面接に行くと恐らくは見抜かれるでしょう。
しかし、本当にどうしようもない理由があるのであればそれをキチンと話して必要最小限に金額を留める事で対応してくれると思います。
ちょっと借りておこう的な気持ちだとバンスを繰り返す事にもなります。
なるだけしない方が良いバンスですが、これしか方法がないと言う場合には理由を話して利用させて貰うようにすればよいと思います。